6月25日に放送された「アウト×デラックス」(フジテレビ系)でマツコ・デラックスが、「奇跡的に愛する女性とかに現れてほしいの。『えっ、あたし、女の人好きなの?』っていうね。それで、ちゃんと愛し合って、(子供を)産んでもらいたい」と、仰天の願望を明かした。
それに対し、世間のワイルドサイドで生きる人々からは非難の声が続出している。
「13年の1月に放送された『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)の特番で、マツコは『この先、結婚もせず子供も持たず、一生独身を噛みしめて生きる。自由という名のいばらの道を歩んでいく。ひいては、そんなヤツらが集まるメゾン・ド・いばらを創りたい』って言って、アタシは不覚にも泣いてしまったんです。あれはいったい何だったんでしょうか」(新宿二丁目飲食店経営者)
実はこの「メゾン・ド・いばら」構想、将来に不安を抱える新宿二丁目界隈の人々にとっては決して夢物語ではなく、現実的な理想郷として語り継がれているのだという。いつかマツコが、マツコでなくても誰かが、いや、自分が創るかもしれないと「メゾン・ド・いばら」を心のよりどころにしていた者にとって、今回のマツコの発言は衝撃的だったようだ。
「今やマツコさんはマイノリティの代表として活躍しているように見られていますからね。今回の発言は、マイノリティの人には裏切られたと感じたのかもしれません」(社会学研究室教職員)
芸能界を猪突猛進してきたマツコ。綻びができるとすれば、こんなところからなのかもしれない。