2月28日に放送されたピン芸人のコンテスト「R-1ぐらんぷり2017」(フジテレビ系)にて、人気沸騰中の女芸人・ブルゾンちえみがネタを飛ばすという失態をさらした。審査の際には悔しさから涙を見せるシーンもあったが、この失態が実は結果オーライだったというのだ。芸能ライターが指摘する。
「彼女の凡ミスはネットで一気に話題となり、検索回数は優勝者のアキラ100%やサンシャイン池崎を抑えて堂々のトップに。しかも翌日の朝ごろまで首位をキープし続けたのです。芸人は注目されてなんぼの商売ですから、まさに美味しいミスだったと言えるでしょう」
しかし芸人にとってネタを飛ばすことは最悪レベルのミスだ。普通なら批判も集まりそうなものだが、なぜかブルゾンには応援の声ばかりが寄せられるという。その理由を女性誌のライターが読み解く。
「彼女の強みは“女に嫌われない女芸人”だということ。涙を流しながら『めっちゃネタ飛ばしちゃった~』と嘆いたシーンでは、自分の友達を見ているような気分でこっちまで泣きそうになっちゃいました。画面から真面目さが伝わるところも好感ポイントで、一緒に働いたら楽しいだろうなって思えるんです」
今回の敗因を、いつも従えている高身長イケメンコンビ「with B」の不在にあると考えるファンも少なくない。そのwith Bは楽屋裏のモニターでブルゾンを応援していたという。そんな結束ぶりもまた、ファン心理をくすぐるのかもしれない。
(白根麻子)