2月28日に放送された「R-1ぐらんぷり2017」(フジテレビ系)にてアキラ100%が優勝し、ピン芸人の頂点にのぼりつめた。そのアキラが披露したのはお盆で下腹部を隠し、生まれたままの姿をさらすという芸。もとは「丸腰刑事」というネタで、潔いほどに何も身に着けていない姿が視聴者や審査員にインパクトを与えた形だ。
R-1では昨年のハリウッドザコシショウに続き、2年連続で「服を着ていない芸人」が優勝した形になる。そのため、脱衣芸では第一人者のとにかく明るい安村にもチャンスが回ってきそうなものだが、お笑い系のライターは逆の見解を示す。
「自らの不貞問題で仕事が激減した安村は、着衣に軌道修正したものの需要はほぼゼロ。やはり脱衣芸に頼らざるをえず、今回の敗者復活戦でもアンダーウェア1枚で頑張っていました。しかし決勝に勝ち上がれなかったばかりか、アキラが活躍したことで、先行者なのに二番煎じ臭が漂う始末。このままでは先細りのあげく、芸人引退の恐れすらあります」
確かに「履いてますよ」がウリの安村に対し、アキラは「履いていません!」という究極技を繰り出しており、インパクトの違いは明らか。しかもこの2人にはほかにも大きな違いがあるというのだ。お笑い系ライターが続ける。
「安村はおなかのたるみで衣装を隠す必要があるため、ダイエットができない宿命。しかしまだ34歳だからいいものの、加齢とともにたるみが増せば、人様にお見せできない体になりかねません。それに対してアキラは『肉体を美しく見せるのも芸の内』と考えており、腕立て伏せなどで鍛えているとか。そのため42歳にも関わらず脱衣状態が見苦しくないのです。顔つきも男前ですし、彼なら服を着た芸でも生き残れそうですね」
脱衣に頼るのか、それとも脱衣のみに頼るのか。アキラの優勝は安村に引導を渡す結果になったのかもしれない。
(金田麻有)