もはやSMAPはイジってもいい存在になってしまったのか。そんな変化を実感させるシーンが3月7日放送の「踊る踊る!さんま御殿!! 春の2時間SP」(日本テレビ系)にて繰り広げられた。
この日は俳優・高橋英樹の娘としても知られるフリーアナウンサーの高橋真麻がゲスト出演。子供の頃の親子ゲンカでは両親がそろって彼女のことを責め、誰も自分に味方してくれなかったと嘆いてみせた。
そこから話はSMAPの人気曲「らいおんハート」に飛び火したのである。テレビ誌のライターが説明する。
「高橋は高校時代に『らいおんハート』がヒットしたとき、『もし子供が生まれたら世界で二番目にスキだと話そう』という歌詞を聞いて『なんだこのクソみたいな歌は!』と憤慨したのだとか。さらに続けて『二番目って言う必要ないじゃん! ひどい! なんなのこれ!』と、同曲をディスりまくったのです」
たしかに一般人の間でも、この歌詞に対する反発の声は少なくない。ただ元局アナのタレントがテレビ番組でSMAPの曲をコキおろすことなど、これまでなら有り得なかったはずだ。それがなぜこうも変化してしまったのか。芸能ライターはこう裏読みする。
「日テレは嵐との関係が深く、冠番組の『嵐にしやがれ』を筆頭に、櫻井翔が『NEWS ZERO』に、相葉雅紀は『天才!志村どうぶつ園』に出演しています。その嵐とSMAPが別々の派閥だったことは周知の事実であり、SMAPが解散して嵐がジャニーズのトップとなった今、SMAPイジりが解禁になったと考えても不思議はないでしょうね」
これも世代交代の結果というわけか。今後は「らいおんハート」に限らず、様々な理由でSMAPがディスられるシーンを観ることになるのかもしれない。
(金田麻有)