嵐・櫻井翔(35)と交際が報じられたテレ朝・小川彩佳アナ(32)。いつもならジャニーズ事務所が剛腕を発揮して阻止するところだが対応は寛容。その裏には、あの大物の変心があった!
2人の半同棲交際を報じたのは、2月27日発売の「週刊ポスト」。三十路を越えた大人だが、櫻井はジャニーズ事務所所属の人気タレント。その恋愛事情を、ベテラン芸能記者が解説する。
「ファンの女性は所属タレントと疑似恋愛をしながら、お金を使います。交際が明らかになると、この関係を裏切ることになるので、ご法度とされてきました」
古くは近藤真彦(52)と中森明菜(51)、最近では中島裕翔(23)と吉田羊や、伊野尾慧(26)とTBS・宇垣美里アナ(25)とフジテレビ・三上真奈アナ(27)との二股熱愛──いずれも“その後”は立ち消えとなっている。ところが今回はジャニーズ事務所が、
「親しい友人の一人」
と、関係を黙認するコメントを出したのだ。背景にあるのはSMAP解散騒動。メンバーのうち木村拓哉(44)以外の4人は、今年中に事務所退社と独立がささやかれているが、ある芸能事務所関係者が明かす。
「キムタクと他4人の差の一つは、結婚を認めたか否かという点です。『SMAP』なきあとの『嵐』は事務所の看板であり、稼ぎ頭。事務所の力で関係を清算して、もし櫻井が離脱でもしたら大変なことになりますから」
加えてSMAP騒動後、ジャニーズ事務所が恐れるのが「ネット」である。新聞・テレビであれば、「所属タレントを出演させない」などといった剛腕で、スキャンダルを処理できる。しかしネットに恫喝は通じず、悪い噂は現実的な売り上げに影響を与える。
「SMAP解散を防ぎきれなかった、ジャニー喜多川社長(85)が『もうそういう時代じゃない』と変心したようです。この種の処理に辣腕を発揮する女帝・メリー喜多川副社長(90)が今回沈黙しているのも、ジャニーさんの力によるところが大きいようです」(前出・事務所関係者)
しかし嵐には松本潤(33)と井上真央(30)というカップルがいる。両者の交際も認められたことになるのかというと、そうではないらしい。ジャニーズ的な『格付け』があるというのだ。
「小川アナの父親は医者で、慶応大学医学部教授。櫻井の父親は元総務事務次官。両者の接近は計り知れないメリットを生みます。芸能人の井上よりも、良家出身の女子アナが相手ならファンは『裏切られた』と思わず、むしろ諦めるという読みもあるようです」(前出・事務所関係者)
おめでたムードの裏には、きな臭い思惑が錯綜しているようだ。