わずか6日間に、我が国の領土に2度も「侵略者」が現れた。不法占拠した竹島に上陸後、非礼な言動を繰り返す隣国の大統領に、領海侵犯のあげく尖閣諸島へ不法入国した活動家たちだ。この無法者たちに、「次の総理」支持率NO1の男が憤怒激白! その領土死守の覚悟は“公約”とも取れるほど本物だった。
竹島も尖閣諸島も我が国固有の領土です。これは歴史上、そして国際法上からも何ら瑕疵のない事実であるのです。ですから、韓国大統領の竹島上陸も香港の民間団体による尖閣不法上陸も、とうてい容認できる事態ではないのです。
こう話すのは、自民党「領土に関する特命委員会」委員長である衆議院議員、石破茂氏(55)だ。
8月10日、韓国の李明博大統領(70)の竹島(韓国名・独島)上陸に続き、その5日後には、香港の活動家が尖閣諸島の魚釣島に上陸。日本は2度も「侵略者」の領土侵入を許してしまった。
この事態に、自民党は声明を発表し、韓国と中国へ抗議の意を表明するとともに、野田政権に断固たる姿勢で対処するように求めた。
特に、尖閣に不法入国した14人を強制送還という甘い処分で終わらせたことには批判が集中。この処分は、04年3月に小泉政権が尖閣に上陸した中国人活動家7人への処分という前例にならったとも言われている。その小泉内閣で防衛庁長官を務めた石破氏はこう話す。
小泉総理と同じことをしたと言うが、小泉総理は即日、会見を開きました。そして、「大局的見地に立ち、私が政治的な判断をした」と述べられています。これからの日中関係がよくなる、もしくは悪くならないという「大局的見地」から、「政治的判断」で今回は強制送還で済ますが、二度とやるなよという日本からの配慮だったわけです。
ところが、その後しばらくして、中国潜水艦の領海潜没航行、さらには漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりもした。そして、今回の不法上陸です。明らかに意図的に繰り返しているわけですから、前回と同じ対応でいいわけがない。
出入国管理ならびに難民認定法には、逮捕した者が他の罪を犯した疑いがない場合に、強制送還させるとある。今回の不法上陸では、レンガをぶつける、船をぶつける、これが公務執行妨害ではないのか。少なくともその疑いはある。
考えてみてください。あなたが近所の交番にレンガを投げつけたとしたら、どうなるか? もちろん、あってはならないことですが、あなたは逮捕・起訴されるでしょう。それが香港の市民活動家なら許されるのでしょうか? 今回の法の適用は明らかに誤りなのです。