いよいよベッキー(33)が完全復活だ。あのスキャンダルで一時は芸能活動休止に追い込まれたが、ここにきてレギュラー番組を続々ゲット。復帰の舞台裏でひそかに進行していた騒動の「火消し工作」を生キャッチした。
かつてベッキーが司会を務めた深夜バラエティ「人生のパイセンTV」(フジテレビ系)。3月5日の放送回では、3月末での打ち切りと、残り2回となった同番組にベッキーが復帰することが明らかになった。さらに1月からは、ローカル放送ながら、休業後初の地上波レギュラーとなる「北海道からはじ○TV」(フジ系UHB)に出演している。
「反省して、みんなの前で挨拶したんだから、全て終わり!」
こう言って、昨年1月からくすぶり続けた不倫騒動にトドメの終止符を打ったのがビートたけし(70)だ。2月26日の「第26回東京スポーツ映画大賞」の授賞式で、「カムバック&激励賞」を受賞したベッキーにエールを送り、
「あとは仕事をするだけ」
と、テレビへの“完全カムバック”を後押しした。
「ベッキーさんは美しいドレス姿でたけしさんとのツーショットを披露し、昔のような明るいイメージを印象づけることに成功しました。でも、内心はヒヤヒヤだったと思いますよ」
とは、芸能関係者の打ち明け話だ。実は授賞式当日は、昼に前出の生放送番組「北海道からはじ○TV」の収録があり、授賞式への出席を危ぶむ声もあったという。
「北海道で14時に仕事を終えて、18時には東京の会場に入っていなくてはならない強行スケジュール。もしも道路渋滞や飛行機の遅れで授賞式をドタキャンすることになれば、たけしさんの顔にドロを塗るところでした」(前出・芸能関係者)
だが、ベッキーはリスクのデカい仕事を無事にやってのけた。
「授賞式の1週間前に、北海道から東京へ移動する“予行練習”をしていたんです」(前出・芸能関係者)
こうした涙ぐましい「火消し素顔」は、意外な雑誌でも確認できるという。
「東京消防庁が監修する機関誌にベッキーさんのインタビューが掲載されています。記事の中では、『あの騒動があったからこそ、今の自分がある』というニュアンスの発言で、あのゲス不倫をポジティブに捉えていました。ちなみにこの雑誌は一般書店では売られていません」(出版関係者)
ベッキーが不倫騒動をこっそり総括していた「東京消防」17年2月号(2月10日発行)は「国会図書館」で閲覧できた。そこにはベッキーの記事が2ページにわたって掲載され、これまで支えてくれた人々への感謝の気持ちや、東京消防庁職員への励ましのメッセージがつづられていた。
「消防関連の仕事に就く定期購読の読者の間でも話題になっています」(前出・出版関係者)
“炎上”の怖さを知るベッキーの言葉は、火消しのプロも注目したようで‥‥。