5月13日放送の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で久しぶりにテレビ出演を果たしたベッキー(32)。同番組は24%もの高視聴率をマークしたが、それ以降、ベッキーをテレビで見かけない。やはり本格復帰への道のりは長く険しいようで‥‥。
「もう二度と裏切ることがないように‥‥、本当にすいません」
復帰番組となった「金スマ」で、こう涙ながらに謝罪したベッキー。「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音とのゲス不倫騒動に、みずからの言葉で一つの区切りをつけたが、
「『金スマ』でミソギを済ませたように見られていますが、騒動前の状態に戻るまでにはまだ時間がかかりそうです」(スポーツ紙デスク)
というのも、復帰の「絶対条件」だった川谷の元妻への直接謝罪が、番組の収録後だったことが発覚。ベッキーはなおも厳しい逆風にさらされているのだ。
「放送後、TBSには抗議の電話が殺到したそうです。スポンサーも視聴者の反応を気にする傾向が強いので、他の局もベッキーの起用については慎重な姿勢を崩さない」(前出・スポーツ紙デスク)
さらに、電撃復帰の舞台にTBSのバラエティを選んだことで、他局との関係がこじれているという。中でも深刻なのが、「世界の果てまでイッテQ!」「天才!志村どうぶつ園」にベッキーを起用していた日本テレビとの関係だ。日テレ関係者が言う。
「3本のレギュラーがあった日テレでは、騒動直後に『降板はない』と局幹部がいち早く公言して、擁護の姿勢を見せた。『金スマ』の収録に当たって、情報が漏れるのを嫌って秘密裏に進めたのはわかりますが、それでも長年お世話になった番組プロデューサーや共演者には前もって伝えておくべきでした」
寝耳に水だった大物タレントの一人が、「イッテQ」で司会を務めるウッチャンナンチャンの内村光良だ。2月21日放送回では、代役の出演者のミスにご立腹。番組を通じて、
「ベッキー! 今うちはこんな状態だ!」
とラブコールを送ったほど、休業中のベッキーを気にかけていた。番組関係者が明かす。
「以前、海外ロケで泥酔したベッキーがカメラの前でクダを巻きながら本音をぶちまける回があった。これが好評で、復帰の際は同様のシチュエーションで、海外で懺悔してもらおうというプランが上がっていた。ホスト役は内村さん。彼は家族との生活を大切にしていて、海外ロケは原則NGだが、今回は『ベッキーのためなら』と全面協力するつもりだったんです」
それだけに内村の落胆は大きく、「金スマ復帰」の第一報を知らされると、
「そっちかよ‥‥」
と深くうなだれたという。さらに「金スマ」のあおりを食った裏番組「かぞくムービーAWARD 2016」が視聴率6.3%と大惨敗したことで、日テレとの溝はさらに深まった。
「社会貢献の要素が強いこの番組は、今夏の『24時間テレビ』につながる重要なプロジェクト。7日間にわたってキャンペーンを行うなど、局も力を入れていたが、『金スマ』に話題を全部持っていかれてしまった」(前出・日テレ関係者)
一連の騒動で10本ものCMを降板したベッキー。その違約金は5億円とも言われている。
「貯金だけではとても賄いきれず、実家を担保にして銀行から融資を受けたと聞いています」(芸能記者)
四面楚歌のベッキーに、救いの手を差しのべてくれる人は現れるのか?