社会

春が旬のアスパラガスは「食べるバイアグラ」だった!

 3月末あたりから、スーパーなどにはハウス栽培された新鮮なアスパラガスが並び始める。普段は何気なく食べているアスパラガスだが、これがなんとスタミナアップ、精力アップの優れものだという。

 アスパラガスは南ヨーロッパが原産。日本へは江戸時代に伝わったと言われるが、食用になったのは昭和になってからというから、古くて新しい野菜でもある。ユリ科に属し、これからが旬。実はすごい効能を持つ野菜だったのだ。フードコンサルタントで管理栄養士の太田隆二氏が解説する。

「アスパラガスに含まれているアミノ酸の一種のアスパラギン酸には、毒素であるアンモニアをすばやく無毒化し、体外に放出することで、肝臓を保護する作用があるんです」

 ユニチカ株式会社の動物実験による研究でも、アスパラガスに豊富に含まれている天然アミノ酸のひとつ、GABA(γ-アミノ酪酸)の作用で、肝機能改善効果や高血圧改善効果があることがわかったという。飲酒前、あるいはつまみにアスパラガスを食べれば、悪酔い、二日酔いの防止にひと役買いそうだ。

 また、含まれている葉酸は血液を作る作用があるので、元気な体を維持できるという。だが、なんといっても、そのすごさは強壮効果だ。性を研究している理学博士の秋好憲一氏が言う。

「アスパラガスのアスパラギン酸には、疲労回復効果や体調を整える効果があります。また、カルニチン、亜鉛などの『ビンビン成分』が含まれており、天然のバイアグラとも言えるでしょう」

 そしてそれらの成分は、アスパラの先のやわらかい部分に豊富だという。ちなみに、前出・太田氏によれば、

「陽によく当たって育てられたのがグリーンアスパラで、ホワイトアスパラより栄養価は高い。強壮効果を得たいのなら、グリーンアスパラがいいでしょう」

 衰えを感じている人には試してみる価値がありそうだ。

(谷川渓)

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」