西内まりやが主演した月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ系)の最終回が3月20日に放送され、月9史上のワースト記録となる平均視聴率6.6%で幕を閉じた。この結果に多くの関係者が落胆するなか、一部の映画会社からは拍手喝さいが巻き起こっているというのだ。そのからくりをテレビ誌のライターが耳打ちする。
「今クールの月9が爆死したことで、前クールに放送された『カインとアベル』の酷さが目立たなくなったのです。その『カインとアベル』は月9としては初めて全話が視聴率1ケタに終わる惨敗を喫してしまい、主演を務めたHey!Say!JUMPの山田涼介には“爆死俳優”のレッテルが貼られたばかり。しかし『明日婚』がそれに輪をかけて惨敗したので、もはや山田の失態を思い出す視聴者は少なくなったことでしょう」
ただ、西内のおかげでジャニーズ事務所の関係者が喜ぶというのなら話はわかるが、なぜ映画会社までが喜ぶのか。映画ライターが謎解きする。
「山田は今年9月公開予定の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、そして12月公開予定の『鋼の錬金術師』と2本の主演映画を控えています。前者の原作は大ヒット作家・東野圭吾の小説ですし、後者は大人気マンガの実写化ですから、映画会社にかかるプレッシャーは相当なもの。その状況で山田から“月9ワースト俳優”という肩書きが外れたことは、明らかにプラス要素となるでしょうね」
どうやら映画会社のスタッフたちはもちろん山田も、西内に足を向けて寝ることはできなくなったのかもしれない。
(白根麻子)