宇多田ヒカルの元夫といえば、映画「CASSHERN」などの作品で知られる紀里谷和明である。これまでテレビ出演の機会は決して多くなかった紀里谷だが、近年では「しくじり先生俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)など、バラエティ番組にも出演。活動の幅を広げている。
そんな彼が3月29日に出演した「せいこうユースケトーク オトナに!」(MXテレビ・Abema TV)を巡り、業界内で意外な反響が生じている。テレビ関係者が語る。
「いとうせいこうとユースケ・サンタマリアがゲストを交えてトークする番組なのですが、抜群に面白かったですね。今回のテーマは『紀里谷が聞きたいAIの今と未来!』。紀里谷が人工知能研究者の三宅陽一郎氏に質問をぶつけていくのですが、その熱気がすごい。矢継ぎ早に質問を続け、ホストの2人が苦笑いするほどでした。かつ質問のレベルが高くて、失礼ながら『こんなに頭のいい人だったのか』と衝撃を受けましたよ」
別のテレビ関係者も、紀里谷への期待を語る。
「映画作りとは別に、司会の仕事を始めてほしいですね。優れた聞き手という意味で、田原総一朗氏のような存在にもなりうる」
意外な側面で賞賛を浴び、突如として「ポスト・田原総一朗」に急浮上したのだった。
(白川健一)