朝の情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系)で木曜コメンテーターを務めている評論家の宇野常寛氏。1月19日の同番組で、アパホテルの客室に設置された「南京大虐殺否定本」に関する話題を取り上げた際、同ホテルを痛烈に批判し、SNS上で炎上する騒動となった。
同番組で「空気を読まないスタンス」を貫き、司会の加藤浩次ともたびたび口論に発展している宇野氏だが、業界関係者からの評判は上々のようだ。
「宇野さんについて、早口でオタクっぽい印象を持っている人も多いと思いますが、ラジオでの恋愛相談に対する回答も説得力があって、頼れる兄貴分のような側面もある。しゃべりが面白いですから、放送業界からのニーズは高いですよ」(放送作家)
アパホテル批判で炎上した件についても、その発言には「ある名司会者」との共通項を指摘する声も出ている。
「あの一件では『愛国的な人たち』からバッシングを受けましたが、彼が社会問題について発するコメントは、右寄りの人からは『左寄りだ』と叩かれ、左寄りの人からは『右寄りだ』と叩かれているんですよ。実はこの傾向、田原総一朗さんとまったく同じなんです。空気を読まずに言いたいことを言う点も似ている。今後、言論番組をまとめる『ポスト田原総一朗』になってほしいと期待しています」(社会問題を扱うジャーナリスト)
熱狂的なAKBファンという点でも田原氏と共通している宇野氏。彼が次世代の“討論番組の顔”になる日も近いかもしれない。