4月16日に報道された歌丸師匠の入院について、ツイッターで悪質なデマが流れ、歌丸師匠にお悔やみの言葉を述べる人が次から次に現れる事態となっている。
「あるツイッターユーザーによる『死去』の情報が瞬く間に拡散されました。デマであることを冷静に呼びかける人もいたのですが、亡くなったと思い込み、ショックを受ける人も少なくなかった。非常に悪質です」(IT関連ライター)
歌丸師匠は肺炎とはいうものの大事をとっての入院で、意識もはっきりしているという。デマ元と思わしき人物のツイッターには「ふざけんな」「笑えない」「冗談にもほどがある」といった苦情が殺到したが、反省している様子はまったくない。
ツイッターではデマが度々横行するが、なぜ間違った情報が拡散してしまうのだろうか。
「熊本の地震でライオンが逃げたとツイートした男性は逮捕されています。しかし逮捕までいくケースはまれで、話を盛ったり、悪気はないものの思い込みで書いたものが拡散されてしまうこともよくあります。悪いのはツイートした本人ですが、リツイートする前に冷静になることが大切。例えば『飲食店でこんなひどい目にあった』という内容は人々の同情を買ってリツイートされやすいのですが、本人が一方的に述べているだけで真偽のほどは不明です。実は店側には落ち度がなかったケースも少なくない。その人物が普段どんなツイートをしているか、さかのぼって読むことも大事ですし、確信の持てないものは静観したほうがいいでしょう」(前出・IT関連ライター)
ツイッターユーザーにはぜひ注意してほしい。
(笠松和美)