4月17日に放送された嵐・相葉雅紀主演のテレビドラマ「貴族探偵」(フジテレビ系)の視聴率が、11.8%だったことがわかった。月9が初回2ケタを記録したのは、3クールぶりだという。
「『貴族探偵』は月9枠30周年を飾る勝負作ということで、豪華俳優陣が集結。そして宣伝にも力を入れていたことで月9の初回としては珍しく、なんとか2ケタ視聴率となりました。しかし視聴者からは『主演の演技が学芸会レベル』『1回見れば十分。来週はもう見ない』『相葉は動物と戯れているのが似合ってる』と辛辣な意見が殺到。次回は早くも1ケタ視聴率になるのではないかと一部で囁かれています」(テレビ誌記者)
同ドラマは役者たちの高額なギャラや、美術セットなどで、1本あたり1億円以上の制作費がかかっていると一部で報道されている。それだけに今回の視聴率は、フジにとっては期待外れの数字かもしれない。
また放送後、視聴者の間では昨年放送された織田裕二のドラマと比べる声が多く上がっているという。
「貴族が主人公のドラマといえば、『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)が昨年放送されたばかりです。そして放送当時、主演の織田は貴族を演じる上での独特な話し方が叩かれていました。しかし今回『貴族探偵』が放送されると、視聴者からは『相葉を見て、貴族を演じた織田の凄さがわかった』『織田は存在感からしてレベルが違った』『相葉はどこかのヘンテコ王子みたい』と、今になって織田の演技が絶賛される事態になっています」(前出・テレビ誌記者)
相葉が15年に主演したドラマ「ようこそ、わが家へ」(フジテレビ系)では、一般人役を演じたことで、今回のような批判は殺到しなかった。しかし「貴族探偵」の主役は、浮き世離れした人物ということもあり、視聴者の目が厳しくなっているのかもしれない。