5月16日のラジオ番組「垣花正あなたとハッピー!」(ニッポン放送)のゲスト・コメンテーターとして出演した漫画家のやくみつるが、満員電車で痴漢を疑われた過去を告白した。
番組では、まず、この日のニュースの話題として、前日の夜、横浜市の東急田園都市線青葉台駅で痴漢を疑われた30代の男性がホームから線路内に飛び降り、電車にはねられて死亡したという出来事を取り上げた。男性は電車内で女性に痴漢をした疑いをかけられ、目撃者の男性と青葉台駅で降り、駆けつけた駅員が話を聞いていたところ、突然腕を振り払って、線路に飛び降りたという。
このニュースに関連して、やく氏が突然、20年前のことをこんなふうに話し出した。
「満員電車で立っていたら、近くにいた女性がずっと自分のことを見ていた。当時は、テレビに出始めたころで、自分のことを知っているのかなと思って、こちらも見返した。駅について降りようとしたとき、その女性が『何をするんですか!?』と自分に向かって叫んでいる。コッチは何もしていない。だから、『やってねーよ』と捨てゼリフを吐いて降り、その場を去ったのですが。その場から一刻も早く立ち去りたいという気持ちはわかります」
その後、しばらく怖くて電車に乗れず、たまに乗車しても、手はバンザイの状態だったという。
もし、そのとき、かの女性が追ってきて腕をつかんだり、ほかの乗客が加勢して駅の事務室に連れていかれたら、現在の「クイズ王・やくみつる」はなかったかもしれない…。