乳ガン闘病中の小林麻央がこの4月、輸血により命を繋いでいた! 実姉でフリーアナの小林麻耶が6月6日に出席した献血の啓発イベントにて、「命を繋いでもらった。本当にあの輸血がなければ妹は今どうなってるかもわかりません」と明かしたもの。
その姉・麻耶は4月24日付のブログでも「妹が、一昨日、昨日と輸血を受けました」と明かしており、献血者への感謝を表明。献血の大切さを多くの人に印象付けた形だが、そんな麻耶の発言に肝心のガン患者たちがざわざわした気持ちを抱いているというのだ。ガン患者との交流を持つ医療系ライターが指摘する。
「患者さんたちの間では『何のための輸血なのか?』という疑問が渦巻いています。化学療法で造血細胞が減ったことによる貧血への対策なのか、それとも消化管などからの出血があるのか。輸血の内容も通常の赤血球輸血なのか、止血が目的の血小板投与なのか。それとも他の目的があったのかをハッキリしてほしいと思っている患者さんがたくさんいるんです」
それに加えて輸血の頻度も重要な情報だ。4月に輸血したことはわかったが、輸血は一回きりなのか、それとも今でも定期的に輸血しているのか。ガン患者の間では治療情報の共有が広く行われており、それゆえ“日本一有名なガン患者”である麻央には、積極的な情報公開を期待する声が少なくないのである。
「麻耶さんは献血の啓発活動に熱心に取り組んでおり、素晴らしいことだと思います。だからこそ、その活動の一つとして、麻央さんの乳ガンについても、ガン患者が求めている『どんな治療を受けているか』を発信してほしいですね」(前出・医療系ライター)
治療内容を明かすことが他の患者に役立ち、新たな治療情報が本人にもたらされるいう正のフィードバックが、小林姉妹には求められているのかもしれない。
(白根麻子)