一方、誰よりも歌舞伎役者・市川海老蔵の活躍を生きる糧として楽しみにしていたのが、他ならぬ、妻である麻央さん自身だった。芸能ジャーナリストによれば、
「麻央さんは体調のいい時には、自分のブログのコメントを読んだり、海老蔵さんのブログや出演番組を熱心に読んだりしていたほか、インターネットで『市川海老蔵』の名前を検索して、その活躍ぶりや記事を調べては、海老蔵さんにも報告していたそうです」
実際、自宅療養中の6月8日放送のNHK「あさイチ」に海老蔵が緊急出演したことがあったが、
「実は、この日の出演は海老蔵さんたっての希望で実現したもの。病床の麻央さんに自身の活躍する姿を届けたいという思いだったそうです」(テレビ関係者)
番組では、みずからがこうして仕事できるのも麻央さんのおかげと感謝の気持ちを語ったほか、視聴者から、
「麻央ちゃんが普通の生活ができるようになったらどこにデートに行きたいですか?」
「麻央ちゃんの好きなところを10個あげてください」
というFAXに対して、も公開ノロケを連発していた。
「昨日家で寝ている姿を見てて、『かわいいんですよね~』と麻央の母に言うと、『あれがかわいいんですか?』と言われた。『かわいいですよね』と言うと、『あ~、よかったホッとした~』と言ってくれた。基本的に愛している。どこがどうというのではなく、魂のところで引かれるものがある」
しかし、この番組出演にはワケがあったのだ。
「実は、麻央さんが退院直後に体調を崩した時期があったんです。くしくもその時期は、海老蔵さんが仕事で京都に滞在していた。万が一のことがあってはまずいと家族が騒然となったのです。その時は一命は取り留めたのですが、情報番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)でのインタビューでは、『それ(想定)を大きく超えたことも起こるじゃないですか。(病状が)どうなっているかわからない事態がある。この前1回、ぼくがいない時にあったみたいで、その時、帰ったら皆、顔面蒼白だった』と治療を巡るトラブルがあったことも告白しています」(芸能関係者)
まさに5月から6月の退院前後の期間には、ブログにも綴られていない、2度も危険な状態があったというのである。