スポーツ

「ヨシノブ巨人」メルトダウンで菅野が“メジャー決意”(1)「監督はやりたくなかった」

 貧打に投壊、さらには稚拙なミスまで連発。由伸巨人は負けるべくして負け続け、気がつけばAクラスにしがみついていることすら危うい状態。選手、首脳陣、フロントにはそこかしこに亀裂が生じ、メルトダウン進行中だ。大型補強で優勝候補筆頭だった、球界の盟主にいったい何が起こっているのか──。

「何点取っても取り返されるだけ。同じだよ」

 球界の盟主・巨人のベンチが悲惨な光景を繰り広げている。交流戦直前の最終カード・広島戦で計19失点の3タテを食らい、これで今季の対戦成績は1勝10敗に。まさに“コイの餌”たる惨状に、球団スタッフが冒頭の嘆き節を漏らしたわけだが、交流戦が開幕しても負の流れは変わらない。パ・リーグ首位の楽天にもいいとこなしの3タテを食らい、連敗街道を伸ばすだけとなった。深刻な打撃は、かろうじてチーム本塁打数こそ4位だが、打率、得点、出塁率などでリーグワーストを記録している(6月1日現在)。ついには系列紙のスポーツ報知までが1面で「クルーズ使え!!」と、無策の高橋由伸監督(42)に起用法を指南。その直後、実際にクルーズ(33)は一軍昇格している。

「連敗中も由伸監督は毎日『こういうふうにやったら負けというやられ方』といった、まるで他人事のようなコメントを出している。『俺が悪かった』とスパッと終わらせないんです。昨季に引き続き、起用法、采配は村田真一ヘッドコーチ(53)と尾花高夫投手コーチ(59)に任せきりです。それに加え、まるで現役選手のように筋トレに励み、練習のフリーバッティングにも参加するなどして『監督なんてやりたくなかった』と、当てつけのような言動をしている。こうした背景もあり、主力も含めた選手らは監督のコメントをチェックして『また監督が無責任なこと言ってるよ』とうんざりしています」(巨人番記者)

 一方で、村田ヘッドはただ一人、「由伸監督が(口下手なことで)誤解されるといけないから、俺がしゃべるんだ」と躍起になっているのだが‥‥。

「村田ヘッドは興奮すると会話が支離滅裂になってしまうんです。結果、記者も聞き取るのに苦労していますし。そればかりか、リード面で叱責を受けることの多い肝心の小林誠司(27)までもが理解できていないようで、首をかしげる姿が見受けられます」(前出・巨人番記者)

 さらには尾花コーチも、昨年からトラブルメーカーになり続けているというのだ。

「他の投手コーチの意見に耳を貸さないんです。そのため昨年は、一軍にいた豊田清二軍投手コーチ(46)と大ゲンカが起きています。ブルペンにいることが多い豊田コーチは選手が近くにいるにもかかわらず、『何でこいつ使ってんだ!』と采配に声を荒らげるだけでなく、尾花コーチの判断を待たず、勝手に選手に肩を作らせることもあった。今年は田畑一也コーチ(48)が豊田コーチの後釜となりましたが、ドラフト10位の苦労人が身につけたこだわりの野球論を尾花コーチが容認せず、対立することが多い。結果、田畑コーチがそのストレスを選手にも向け、アドバイスを求めた選手に『面倒くさい』と突き放すこともしばしばです。スタッフのいざこざの“被害”を受け続けている選手からは『もう勘弁してくれ』と嘆く声が頻繁に聞こえてきます」(球団関係者)

 こうした報告は由伸監督の耳にも伝わっていたものの、不問に付し、相変わらず尾花コーチに全幅の信頼を寄せてきたという。

「ところが今季は、尾花コーチの投手起用、継投があまりにも裏目に出ているため、さすがの監督も尾花コーチの主張を突っぱね、『ダメだ、もう代える』と意見するようになったんです。由伸監督との関係まで悪化して、四面楚歌となった尾花コーチにはシーズン中の配置転換までささやかれ始めましたが、そもそもこの案は、尾花コーチと一触触発状態であるエース・菅野智之(27)の溜飲を下げるためだとも言われています」(スポーツ紙デスク)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
2
青柳晃洋「マイナー登板でも大乱調」の暗闇…また「有原式」「上沢式」が発動されるのか
3
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
フジテレビ衝撃の報告書に登場する「タレントU」は「引退」を口にした!当てはまる人物は…