芸能

松本人志に噛み付いたオリラジ中田が又吉直樹をベタ褒めする「理由」

 オリエンタルラジオの中田敦彦が、芥川賞作家で先輩芸人のピース・又吉直樹をベタ褒めだ。6月14日放送の「ビビット」(TBS系)では、上海で開催された芥川賞小説「火花」の中国語版発売イベントを紹介。多くのファンが行列を作る様子に中田は「この現象自体が又吉さんの作品」との感想を口にし、「次は又吉さん、どんな作品見せてくれるのかな」との期待を寄せるなど、又吉をアゲまくったのである。

 そんな中田に対し、視聴者からは「ダウンタウンの松本人志には噛みついているのに、なぜ又吉はアゲ?」との疑問が湧きあがっているようだ。確かに中田と言えば何にでも“逆張り”するキャラとして知られ、物事を斜めの方向から切り捨てるシニカルな発言でおなじみ。その伝でいけば又吉の作家としての人気に文句の一つもつけそうなものだが、そこには中田なりの計算が働いているという。お笑い系のライターが謎解きする。

「中田はクリエーターとしての自負が強く、13年には『芸人前夜』という自伝的な小説も書いていることから、又吉に対しては“作家仲間”という意識があるのでしょう。しかも相手は世間が認めた芥川賞作家ですから、ここはヘタに噛みつくよりも共存を狙ったほうが得策なのは明らかです」

 しかも中田は10年前に、又吉から受けた「ある一言」をたいそうありがたがっていたようだ。当時は05年のデビューから瞬く間にスターとなったオリラジが、坂道を転げ落ちるように人気を落としていた時期。そんなどん底間近の中田に又吉が掛けた言葉とは何だったのか。

「又吉は劇場の楽屋で中田に『お前は三島由紀夫やと思うねん』と語っていたのです。中田はこの言葉について『ありがたくも不可思議な新説を賜る』とツイートするなど、又吉へのリスペクトを示唆していました。今思えば、中田の才能を見抜いていた又吉の慧眼には恐れ入ります」(前出・ライター)

 皮肉屋の中田といえども、不遇の時代に優しい言葉を掛けてくれた先輩には恩義を感じるのかもしれない。

(白根麻子)

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