大先輩のダウンタウン松本人志を批判したことで窮地に立たされているオリエンタルラジオの中田敦彦。二人が所属する吉本興業では中田に謝罪を求めるなど、松本側に立った立場をとっている。吉本が松本を大事にする理由について業界関係者がささやく。
「松本は吉本が東京進出を果たす原動力となった大功労者。関西のローカル事務所に過ぎなかった吉本が今の地位を築いたのにはダウンタウンの功績が大きい。それに加えてダウンタウンは今でも第一線で活躍しており、事務所に大きな収入をもたらしているのも間違いありません」
そんな松本の功績を考えれば、確かに松本批判がタブーになることも無理はないだろう。ただ舌鋒鋭い中田も、松本に関する最大のタブーには触れていないようだ。そのタブーとは何なのか?
「映画の話ですよ。松本は『大日本人』や『さや侍』など4本の映画を撮りましたが、興業的にはことごとく失敗。映画サイトでは3作品が5点満点の2点台に留まるなど、評価も低いのが実情です。結局、13年の『R100』を最後に映画とは距離を置くことになりましたが、松本にとってはいまや黒歴史扱いで、吉本としても大赤字を残すだけの結果となりました」(前出・業界関係者)
もしオリラジ中田が本当に松本を批判するのであれば「映画すべっちゃいましたよね」とイジってこそ本物だろう。逆張りを得意とする中田がどこまで本領を発揮できるのか、妙なところで期待が高まっているようだ。
(浦山信一)