6月28日の取締役会で正式にフジテレビのトップに就任する宮内正喜新社長。その新体制がスタートするにあたり、さっそく打ち切り番組の最有力候補が浮上した。それは噂されていたバラエティ番組ではなく、朝の情報番組「とくダネ!」だというのだ。
「不良債権番組がたくさんある中で『とくダネ!』が選ばれたのは、MC役の二人に問題が浮上したからでしょう。4月に結婚した菊川怜は、お相手の会社経営者に関する様々な報道が話題に。小倉智昭キャスターは6月22日発売の『週刊文春』で不貞疑惑が浮上し、本人は否定しましたが、清廉さが求められる朝の番組にとっては大打撃となりました」(業界関係者)
その「とくダネ!」を支える主な視聴者は主婦層。菊川はともかく、小倉の不貞疑惑が主婦から嫌悪感を持たれるのは確実。視聴率の下降も目に見えており、早目に手を打つということのようだ。ここで気になるのは後継番組だが、こちらの出演者は実にフジテレビらしい理由で、ほぼ決まっているという。
「業績が低迷するフジテレビでは番組制作にお金をかけたくありません。特に『とくダネ!』は小倉と菊川の双方が外部のタレントだったためギャラがかさんでいました。そこで後継番組では局アナをメインに据えると聞いています。ただ局アナを使うと、新番組としての新鮮味はあまり出ないのですが…」(前出・業界関係者)
フジテレビの迷走はまだまだ続きそうだ。
(浦山信一)