スポーツ

元日ハム・稲葉篤紀のタニマチ弁護士が「巨額詐欺」逃亡!(4)空き家転売詐欺で立件も…

 しかも、菅谷氏を巡っては、ここにきて、さらなる“余罪”が浮上しているのだ。債権者のAさんが怒りの声を上げる。

「昨年秋頃に、菅谷氏から空き家転売による不動産投資の話を持ちかけられました。当の菅谷氏は『1000万円預けてくれれば、年初には200万円の利息をつける』と説明しました。契約書もあります。この時代に、そんな利回りのいい儲け話があるとは半信半疑だったのですが、彼が弁護士として活躍していたのは知っていた。社会的な肩書を信用して、指定の口座に1000万円を振り込んだのです。まさか弁護士先生が人をだますとは‥‥」

 菅谷氏から話を持ちかけられてから半年以上が経過するが、いまだAさんのもとに元金1000万円は返金されていないばかりか、菅谷氏本人とは連絡が取れない状況が続いているのだ。Aさんが続ける。

「3月に判決が出た7100万円の横領はニュースにもなったので、その報道を知り、すぐに菅谷氏に連絡したのです。すると、彼は極度の下痢や膵臓の疾患による体調不良などにより対応が遅れているが、必ず返金すると。しかし、その後は連絡がとだえてしまい、現在に至っているのです。弁護士会の窓口にも相談に行ったのですが、具体的な進展はありませんでした」

 Aさん以外にも、同様の手口によりだまされた人はいるという。

「菅谷氏に不動産投資話を持ちかけられて、だまされたと訴える声は複数寄せられています。その中には、国民的アイドルグループの親族も含まれており、菅谷氏に数千万円を融資し、回収できていないようです。弁護士の不祥事を書き込むネット掲示板にも被害の声が多数届いています。すでに捜査当局が動きだしているという話もあるようです」(司法担当記者)

 梅雨空の中、東京都中野区の閑静な住宅街にある菅谷氏の自宅を訪ねた。インターホンを鳴らすが応答はない。また、菅谷氏の自宅に電話をしたが留守電となっており、事実確認を求めるメッセージを残しても返答はなかった。

 ところが、記者が菅谷氏の自宅を訪ねた数日後、一部の債権者らに宛てて、菅谷氏から次のような文書が届いたという。

〈現在、10件ほどの大型案件の売買契約締結に向けた交渉を行っており、決済日が決まったものから、その報酬をお支払いに充当させていただきます。(中略)一番決済が早いのは、世田谷区内、千代田区内のオフィスビル、横浜のホテルの案件であると思います〉

 だが、木で鼻をくくったような文書について、Aさんは懐疑的だ。

「この半年間、ずっと菅谷氏は『返す、必ず返す』と言い続けてきたが、1円も返していません。そんな不誠実な対応に振り回され続けてきた私から言わせると、今回の文書も逃げ回るための言い訳にしか聞こえません。本当に返す意志があるのなら、今すぐに、直接私のもとに来て、謝罪の言葉とともに1万円でもいいから返してほしい」

 こうした中、事態は新たな局面を迎えつつある。前出・司法担当記者が語る。

「一部の債権者は、菅谷氏が都内に所有する自宅の仮差し押さえ手続きを行うなど、債権回収に向けての動きを起こしている。また、すでに和解金の横領については、警察に被害届が提出されており、事実上、受理されています。警察は水面下で捜査を進めており、横領罪として立件に向けて証拠固めを行っている。警察は、菅谷氏の不動産投資詐欺についても把握しています」

 今年1月29日、菅谷氏はフェイスブック上に、このような投稿をしている。

「I can still fight.(私はまだ戦える)」

 おごれる者は久しからず。派手な有名人交遊と金満生活、そして女性との不純な関係という「蜜の味」が忘れられなかったということか──。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」