売れていないお笑い芸人に欠かせないものといえばアルバイト。今は超有名になった大物でも、バイト生活を余儀なくされた時代はある。しかし、そこは笑いを生業とする芸人。業種そのものが、トリッキーだ。
「天下のダウンタウンも、一風変わったアルバイト経験があるんですよ。本拠地の関西では、NSC(吉本興業が運営していたタレント養成所)卒業後、すぐに売れたイメージですが、浜田雅功は1回、松本人志は2回バイトをしています。浜田のその貴重な1回は、松本と一緒。大阪のミナミのスナックで、ボーイをしていました。店の鍵を渡されていたほどママから信頼されていたそうです。そして松本のもう1つのバイトは、線路の横の砂利を整えるだけ、というもの(笑)。当然、長続きしなかったそうですが」(女性週刊誌芸能班の記者)
短期間で、しかもたった2種類のバイトしかせずに、顔と名前が世に知れわたったダウンタウン。いかにスピード出世だったかがわかる。同じく在阪時代、珍妙なゼニの稼ぎ方をしていたのは陣内智則だ。前出の芸能記者は言う。
「貧乏だったころは、家賃が安い大阪・西成区の一角に住んでいたそうですが、近所で、野良犬と野良猫を数えるバイトをしていました。昼から夕方までの仕事で日給5000円。数取器を持って、ただ歩くだけだったそうです」
砂利を見つめていた松本、野生の動物を捜していた陣内。バイトまでどこか芸人っぽい!?
(北村ともこ)