高田純次といえば、“テキトー男”のキャラでバラエティを中心に活躍を見せる一方、最近ではサスペンスドラマでシリアスな演技も披露するなど、マルチな活躍を見せている。
「高田さんはもともと劇団出身で演技の実力もあるし、ダンディーで女性ウケもいいのでキャスティングの際にはよく名前が上がりますね」(民放テレビ局のプロデューサー)
さらに、俳優として重宝される理由はその意外な人間性にあるという。
「テキトー男のイメージが強い高田さんですが、実は根はすごく真面目。セリフはキッチリ覚えて来るし、大ベテランながら若いADなんかに対してもすごく礼儀正しいので、スタッフウケは抜群です。気さくに若い俳優の相談に乗ったり、面倒見もいいから共演者にも慕われています」(前出・プロデューサー)
高田は、サラリーマン、劇団俳優を経て32歳でテレビデビューした苦労人。
デビュー後も、みずから所属事務所の社長を務めながら、芸人、俳優、タレントとして浮き沈みの激しい芸能界において、40年近く第一線で活躍を続けている稀有な存在でもある。
お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之や「アンタッチャブル」の柴田英嗣などファンを公言する芸能人も多いが、人気の裏には“テキトー”ではない素顔があるようだ。
(しおさわ かつつね)