タレントのふかわりょうが11月19日、都内でエッセイ集「世の中と足並みがそろわない」(新潮社)刊行記念トークショーを開催。お笑い芸人・東野幸治と対談した。
ふかわが「私の芸能界の恩人です」と紹介すると、東野は「本を読みましたけど、ボクのこと書いてなかったですよ。タモリさんはじめ、内村さん、さまぁ~ずさん、順番に断られていってオレに来たんでしょ?」と、笑顔でツッコミ。
ふかわは「この対談ですか?違います、違います。第一希望ですよ!」と必死に否定した。
ふかわは、「20代の頃に『笑っていいとも!』という番組で、私がまだタレントとしての価値がない時に頭をはたいたりして、みなさんが『この素材をどうしたらいいか』っていう時に、東野さんがいろんな形でお茶の間に届けてくれたんです」と振り返り、東野が恩人である理由を説明。当時は音楽ライブに一緒に行ったり、焼き肉をたくさんごちそうになったそうだ。
東野といえば、藤田ニコルも恩人と明かしたことがある。
「以前、トーク番組でしゃべるタイミングがわからずとまどっていた時に、後ろに座っていた東野が救ってくれたと告白したことがあります。自分が前に出て話そうと思った時、後ろから『今は人の話を聞いたほうがいい』と合図で伝えてくれ、話していいタイミングも教えてくれたとか」(芸能ライター)
他にもタレントが芸能界の恩人を明かしたケースがある。
「ベッキーは不貞騒動で謹慎中、人が離れていくと感じる中、中居正広が『囲む会』を開いたり、連絡を取ってくれたことへの感謝を明かしています。高嶋ちさ子はアイドルユニット解散後、母から借金して生活をしのぎ、路上で演奏する暗黒期があったのですが、そのとき弾いている曲が高田純次のゴルフ番組のオープニングに採用。番組スタッフからゴルフに誘われ、初対面の高田に『キミ、おもしろいね!』と高田の事務所に誘われ今があると明かしています。鈴木亮平も、小栗旬主演のドラマに端役で出て以来、小栗から『早く売れてくれよ。お前とやりたい企画がいっぱいある』と言われ、それを励みに頑張ってこれたことに恩を感じているそうです」(前出・芸能ライター)
いろいろあるものだが、以前は「人の心がない」などと言われていた東野が、最近はどんどん“いい人キャラ”になってきている印象が…。はたして本人のビジネス的にはOKか!?
(鈴木十朗)