稀代の歌姫だった浜崎あゆみの評判が日増しに悪くなっている。かつては若者のカリスマとして君臨し、彼女のすべてをマネしようと10~20代の女性が夢中になったもの。しかし今、その熱狂はすっかり消えさったようだ。
「最近のライブでは観客動員にも苦労する始末。CDの売り上げも激減しており、もはやレコード会社でも浜崎の対応に困っているとささやかれています。7月5日に出演した『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では25名ものスタッフが付いてきましたが、その大名行列がいつまで続けられるのか。今後が心配されますね」(業界関係者)
浜崎の時代が過ぎてしまったと言えばそれまでの話だが、同じように一世を風靡した安室奈美恵は今でも活躍を続けている。その差が生まれた原因は「自分の見せ方」にあるというのだ。
「象徴的なのは、その『今夜くらべてみました』で10億円御殿と呼ばれる豪邸を公開したこと。彼女のファンがまだ若かったころには“成功者”の自分を見せることであこがれの注目を集めることもできました。しかしそのファンたちも今では30代。実生活ではイヤというほど格差社会を突き付けられています。そんな時代に浮世離れしたセレブ感をアピールされても、かえってしゃくに障るだけ。そんな時代の変化を浜崎は理解できていないのでしょう」(前出・業界関係者)
自己アピールをすればするほどに、浜崎の低迷ぶりは加速していくのかもしれない。
(浦山信一)