乃木坂46が7月15日放送の音楽特番「音楽の日」(TBS系)に出演。同局の安住紳一郎アナの発言に現場が何とも言えない空気になる場面があった。
同番組のテーマは「未来への一歩」。そこで安住アナが「乃木坂にとっての大きな一歩」をメンバーに尋ねると、白石麻衣が「今年11月に初めて東京ドームのステージに立たせていただくことなったので」と、東京ドーム公演が乃木坂の「未来への大きな一歩」と説明した。すると、安住アナは、こんな豆知識を披露した。
「皆さんの口からは言えないでしょうが、デビューから6年目で東京ドームですよね。AKBの皆さんは7年目だったらしいですよ」
確かにAKBの公式ライバルとして誕生した乃木坂にとって、より早くドーム公演が叶ったことは嬉しいはずだが、ここであからさまに喜ぶのもいかがなものか。メンバーたちは困惑し、微妙な空気が流れた。が、そこへもう一人のMC・中居正広が助け舟を出し、乃木坂の「危機」を救ったのだ。
「ちなみに俺(SMAP)は5年目!」中居は、乃木坂よりもさらに1年早くドーム公演を行ったと自慢気に語り出し、笑いを誘ったのだ。
「軽い笑いが起こるとさらに中居は『違う違う! そうじゃない!別に負けず嫌いが出たわけじゃないの!時代が違うから』と続け、会場を和ませた。AKBより早く東京ドーム公演を実現したとはいえ、AKBが土台を作り乃木坂はデビューしていますから、そこを比べてもフェアじゃないことは乃木坂やAKBのファンはわかっている。ですが乃木坂も、喜びを必死に否定するのは視聴者に悪くとられかねなくて反応に困った。そこで中居は機転をきかせたんでしょう」(アイドル誌ライター)
乃木坂ファンからは「中居くん、空気読めててスゴい」「あえて、悪者になってくれてありがとう」「安住アナは無能、中居くんは有能」「乃木坂も中居くんのようなスターになってほしい」といった声が上がるなど、褒めちぎられている。
ちなみに6月3日に放送されたバラエティ番組「SmaSTATION!!」(テレビ朝日系)では、香取慎吾がゲスト出演した乃木坂を絶妙にイジるなど、ほほえましい絡みを見せ、こちらも乃木坂ファンの好感度を上げており、乃木坂ファンの間で「SMAP株」は急上昇中。今後も、ファンは安心して両者の絡みを見守っていられるようだ。
(石田安竹)