スポーツ

プロ野球「ワーストナイン2021」に選出された高額年俸選手とは!?

 前年最下位からリーグ優勝を果たしたヤクルトとオリックスが日本シリーズで激突。連夜の大熱戦は鮮烈なインパクトを残した。さて、球史に残る番狂わせを許した“戦犯”とは─。

 まずは超高額年俸に見合わない「ワーストナイン投手」の成績を一刀両断!パの先発部門では、日本球界に電撃復帰した楽天の田中将大(33)が選ばれた。23試合に投げて4勝という結果に多くの野球ファンが肩透かしを食らった。

「13年に24連勝でチームを優勝に導いた印象が強いので、4勝という数字にはガッカリですよ」

 野球解説者の角盈男氏もその一人で、不調の原因をこう分析する。

「アメリカ野球の弊害が出たのではないでしょうか。メジャーでは球数を抑えるためにストライクゾーンの中で勝負していくのに対して、日本では遊び球を有効に使いながら抑えていく。100球以内に収めようとする気持ちが強いあまり、配球が読まれやすくなったのも一因でしょう」

 今季は155と3分の2回を投げて被本塁打は17本とリーグワースト5位。13年は226と3分の1回を投げてわずか6本だ。

 野球解説者で元日本代表のG.G.佐藤氏は打者の目線でこんな見解を示した。

「防御率3.01は決して悪い数字ではない。勝ち運がなかったことに加え、そこは日本のバッターをほめるべきかもしれません。メジャーでは低めのボール球を振らせて勝ち星を積み重ねてきましたが、日本人はなかなか低めに手を出さない。レベルアップを痛感したのではないでしょうか」

 続いて佐藤氏は、昨年11勝を挙げながら、最悪防御率(規定投球回数の2分の1)に沈んだ楽天・涌井秀章(35)を含めて追及の構えを見せる。

「涌井は今年からツイッターを始めて、私と会話している時はとても調子がよく、開幕から引き分けをはさんで4連勝ですよ。でも私のフォローをはずしてから勝てなくなってしまった(笑)。それは冗談として、田中(4勝)があと6勝、涌井(6勝)があと4勝を挙げて、そろって2ケタ勝利に到達していれば下馬評どおりに優勝できたんですよ」

 ファンはやりきれない思いだろう。12月7日発売の「週刊アサヒ芸能」12月16日号では、同誌の毎年恒例の名物企画である、セ・パ「ワーストナイン」を選出。期待外れのシーズンを振り返っている。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」