「食事代は私がごちそうすることもあるし、先方(加計氏)が持つ場合もある」
7月24日の衆院予算委員会で安倍晋三総理は、疑惑の渦中にある「腹心の友」と公言する、加計学園の理事長・加計孝太郎氏(66)との関係について、公然と認めた。その上で、両者の関係は利益供与ではなく接待を禁じる大臣規範には抵触しないとの考えを示している。
安倍総理が成蹊大卒業後に留学した米国で出会い、親交が始まったのは有名な話だろう。総理の座に返り咲いてからも、全国紙の首相動静にはたびたび加計氏の名前が載り、時には昭恵夫人も交えて、ゴルフや食事をしていることが確認できる。
しかも、安倍総理と加計氏のズブズブの関係は、第2次安倍内閣が誕生した2012年12月以降急接近。これまでの4年半余りの間に、実に16回も面会していることが明らかになっている。ジャーナリストが語る。
「一部報道では、加計氏は安倍総理に対して『年に1億は使っている』『旅費は全部出している』と吹聴していると言われているほどで、完全に安倍さんのパトロンの関係性です。その親しい関係を通じて、加計氏は政治家や閣僚とも交際の幅を広げてきた。実際、第1次内閣では面会の回数はゼロですが、ここ数年で急激に増えています」
その内訳も、赤坂の日本料理店を皮切りに、渋谷の焼肉店や東京駅に程近いエグゼクティブラウンジなど、セレブそのもの。さらには、ゴルフ接待や、ゴルフ場近くの居酒屋での会食などいかに親しい間柄か、わかるというものだろう。
私生活では米国留学時代に出会った前妻とは、8年前に離婚。その後、20歳近く年下の女性と再婚した。沖縄で開かれた結婚披露宴には、くだんの安倍夫妻も参加しているというのだ。
だが、岡山の繁華街で羽を伸ばす時は、贔屓にしているクラブに顔を出すようだ。地元記者はこう話す。
「特別可愛い子が働いている店でもないのですが、ママのことがお気に入りで職員や知り合いを連れて通っているようです。ママは口が堅いので、マスコミが来た時には“忖度”して追い払ってくれます」
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