長寿番組といえども、その存続は安泰ではない。そこで2人のテレビフリークが大胆予想。はたして、最も早く天寿を全うしそうな番組は!?
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デーブ・スペクター氏が本命視するのは「笑点」だ。
「結論から言うと、何十年も続いているのにボクを一度も呼んでくれない番組はすぐに終わるべき(笑)。この中だと『笑点』と『チューボーですよ!』。こんなにダジャレを言い続けてるボクを『笑点』はなぜ呼ばないの!? でも、本当は『笑点』は10年前に終わってるんです。この10年はずっと再放送が流れているのに誰も気づかない。なんて、それは冗談だけどね」
一方、ペリー荻野氏は16年続いている「SMAP×SMAP」を本命に推す。
「これまで『HEY!HEY!HEY!』や『月9』『スマスマ』とフジ大好き人間は3時間ここにとどまっていたわけですが、今年12月に28年続いた『HEY──』が終了することになり、視聴者の流れが変わる可能性がある。今や5人そろったSMAPを見るのはCM限定で十分。週イチ放送はやめて『ドリフ大爆笑』のようなプレミア特番を目指しては?」
2人とも重い印が付いたのが「ぐるナイ」だ。
「何度見ても番組の趣旨がわからない。おいしそうな料理が出てきたり、学生服を着たりしてるけど、じゃあ、どんな番組なのかと言われても説明できないんです。長く続く番組は『新婚さんいらっしゃい!』みたいに、フォーマットがしっかりしているんですよ」
そうデーブ氏が言えば、ペリー氏もこう話す。
「最近、特番などに取って変わられ、放送自体が減っているのが気になるところ。しかも、10月から『快脳!マジかるハテナ』が始まると、バラエティが4つも並び、いかにも濃い。ここに変化をつけるなら、パワーダウンしている『ぐるナイ』を終わらせるのが妥当かなと」
また、荻野氏は単穴として「さんまのまんま」に▲印を打った。
「好調な『ほんまでっかTV』もあり、無理して続ける意味がありません。本人がライフワークにしていれば別ですが、終わってもいいでしょうね」
最後にデーブ氏が言う。
「『TVタックル』は個人的に何か嫌いなんですが、『いいとも』は、ボクがデビューした番組だから終わってほしくない。タモリさんが『終わってもいいとも!』って言うまで終わらないですよ」