元プロテニス選手でタレントの松岡修造氏が8月21日、「修造日めくり まいにち、テニス!」(PHP研究所)発刊記念トークイベントを行った。
「まいにち、テニス!」は、累計発行部数180万部を突破した「日めくり まいにち、修造!」(14年)、「日めくり ほめくり、修造!」(15年)に続く「日めくり」シリーズ第3弾。「崖っぷち、だーい好き」、「苦しい時ほど、笑ってごらん」など、熱い檄を飛ばすことでおなじみの松岡氏の魂の言葉を集めたもの。第一弾の「まいにち、修造!」は、錦織圭選手の大活躍で、彼のジュニア時代からの師匠の松岡氏にもスポットが当たったこともあり、売れに売れた。
もっとも世界ランキング9位の錦織は、今季絶不調。6年ぶりのツアー大会優勝ゼロとなった。先頃、右手首の「尺側手根伸筋腱」の部分断裂で残り全試合の欠場を発表したばかり。
来季は世界ランキング20位以下ダウンは間違いないと見られている。
「松岡氏は『錦織がグランドスラム優勝した時にこれを出そうと思っていた。間違いなく今年だと思ったのに…』とアテが外れたことにガッカリしながらも、ここで、まさかの結婚の勧めを口にした。自分がもし現役中に結婚していたら『世界でもっと上の順位(自己最高の世界46位)に行っていた』と話し、パートナーのサポートの大きさについて熱弁をふるったんです」(スポーツ紙記者)
どんな時でも受け入れてくれる人がいれば、これ以上頼りになるものはないと力説した松岡は、錦織に「1人じゃない、みんなの力を使っちゃえ」ともエールを送った。
「松岡は、錦織にジュニア時代から決断は自分でする、ということを徹底して教え込んでいました。現在の恋人の観月あことの結婚を直接勧めることはなかったですが、『“いいかどうか”って心の声に聞いて、この人だなと思えば…』と錦織の決断を後押しするつもり十分であることを匂わせた」(前出・スポーツ紙記者)
自身の公式アプリで「なるべく気持ちを前向きに、来年までに治したい」と8月17日に動画でメッセージを公開した錦織。師匠の結婚のススメにどんな決断をするのか。
(塩勢知央)