宮迫博之の不貞騒動が思わぬ波紋を広げている。とばっちりを受けたのは、お笑い芸人の友近。芸能ライターが解説する。
「友近はお笑いピン芸人とは別に、水谷千重子というキャラで演歌歌手として歌手活動を展開しています。そして川中美幸と組んだのを皮切りに、2015年には山内惠介、田原俊彦らとそれぞれデュエット曲を発売しましたが、紅白への出場はかなわず、かろうじて昨年末にアンガールズらと応援出場しただけに終わっています」
ところが、今年になって、6月に宮迫博之扮する元祖オネエ演歌歌手・春澪(しゅんれい)とのデュエット曲をリリース全国コンサートツアーを展開し、ふたたび、大々的に宣伝を続け、紅白出場をぶち上げるなど歌手活動に力を注いでいたのだ。
「宮迫の歌のうまさは折り紙付き。16年前に山口智充とフォークデュオ『くず』を結成し、『ムーンライト』などヒット曲を連発した実績があります。そんな宮迫と組めば、友近にとっては鬼に金棒で、かなり勝算があったんです。周囲も大いに期待していたところに、不貞騒動で宮迫はCM降板、活動自粛の声が上がっています。今度こそ紅白という思いを抱いていた友近の心中はかなり複雑なようです」(前出・芸能ライター)
友近と宮迫、すなわち水谷千重子と春澪の2人には、8月25日の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)の2時間スペシャルにそろって出演して、大御所・桑田佳祐やAKB48らと肩を並べるという晴れ舞台も用意された。また、スペシャルジョイント企画と銘打ち、振り付けコンテスト開催も決まっていた。2人の歌う「抱いてフラ・フラ」を覚え、ダンス付きの動画を投稿してもらい、みごと優勝したチームは2人のバックダンサーとしてテレビ出演、運動会、学園祭、結婚式、忘年会などに出演するという企画だった。
「大がかりな仕掛けを考えていたが、尻すぼみは確実。春澪は宮迫とは別人格、全くの別キャラで押し通すしかないが、世間はそれで納得するかどうか。ましてやスキャンダルはご法度のNHKがOKを出すとも思えませんしねえ」(スポーツ紙記者)
友近悲願の紅白出場は今年も夢と消えそうだ。
(塩勢知央)