「24時間テレビ」(日本テレビ系)のチャリティランナーにジャニーズ系のタレントは起用できなかった! 8月30日付のサイゾーウーマンによると、番組側と警察による事前打ち合わせの席で、パニック防止を理由に亀梨和也の起用にはNGが出されたという。
確かに亀梨が沿道を走ろうものなら、ファンが殺到して大変なことになるのは火を見るより明らか。ジャニーズ人気の高さを示すエピソードと言えるが、実はこの手の「警察NG」は意外に少なくないという。芸能ライターが指摘する。
「『24時間テレビ』に限らず、大掛かりなイベントを開催する時には所轄の警察と消防に事前の申請が必要。ロケなど屋外を使う場合には計画書の提出や事前の打ち合わせは必須です。この際、パニックが予想される演出にNGが出ることはよくあること。東京・渋谷のゲリラライブでパニックが発生し、関係者が警察に事情聴取されるケースはおなじみですが、『24時間テレビ』でそれをやらかしてしまうとマラソン中止の恐れすらあるので、テレビ局としては危ない橋は渡れないのです」
この手のNGは警察以外の組織から出されることもある。芸能界に伝わるエピソードについて芸能ライターが続ける。
「83年にデビューしたチェッカーズは、あまりもの人気に恐れをなした国鉄(当時)から『新幹線禁止』を言い渡されたとか。駅にファンが殺到すれば、プラットフォームや階段からの転落事故にもつながりますからね。それに比べると、現在のジャニーズメンバーは新幹線を利用しているようなので、ファンのマナーが良くなったのかもしれません」
こんなところにも昭和と平成の違いが表れているようだ。
(白根麻子)