社会

蜂の子を食べて“毛”を増やそう!ただし一つだけクリアすべき問題が…

 今が最も活動的なスズメバチの被害が各地で報告されている。年間20人前後が刺され死亡しているのだが、何とこの「蜂」が薄毛にすごい効果があるという。

 蜂、特に蜂の子の健康効果は以前から知られている。蜂の子とは文字通りミツバチ、スズメバチ、アシナガバチなどの蜂の幼虫やサナギのこと。中国最古の薬物学書といわれる「神農本草経」には「蜂子(ほうし=蜂の子)」は最高ランクの「上品」に位置づけられており、〈無毒で(副作用もなく)、長期間の服用によって皮膚に光沢が出て、顔色がよくなり、弱っている内臓を丈夫にし、年齢を重ねても老衰しなくなる〉とあり、蜂子を食することを奨めている。

 またわが国で1919年に行われた昆虫食に関する大規模な調査では、主にスズメバチの幼虫が全国的に食用とされている実態が明らかになっている。そして現在でも長野、岐阜、愛知の各県を中心に、伝統的な郷土料理として食されている。

 この蜂の子に何と発毛、育毛効果もあったというのだ。そのすごい効果が健康雑誌で特集が組まれたこともあった。蜂の子食ではないが、蜂と薄毛の関係について、約30年前に発行された「蜂針健康法」(日本養蜂新聞社)の中では、蜂針療法により円形脱毛症が治癒した症例が多く紹介されている。この蜂がもたらす作用についてヘアーコンサルタントの松本澄子氏がこう言う。

「髪を作っている毛母細胞の栄養が少なくなると髪は抜け落ちます。髪の主な成分はタンパク質。髪を強く、太くするには、毛母細胞にタンパク質が行き届くようにしなければなりません。そのためにはタンパク質を作るためのアミノ酸をとることが必要なんです」

 そして医食研究家の萩原智恵子氏がこう付け加える。

「発毛・育毛のためアミノ酸をとる方法として最適な食材が蜂の子です。昔から、“蜂の子に勝る美容、滋養食なし”と言い伝えられてきた。細胞を活性化させ、代謝を良くするので若さのパワーの源になります。育毛・発毛の効果は高い」

 蜂の子に含まれている栄養素を成分表でみてみると、

人間の体では合成できない必須アミノ酸のすべてを含んでいるうえに、さまざまな栄養素を豊富に含んでいる。最強の“健康”“発毛”食品とも言えそうだ。

 缶詰、瓶詰、さらにはスズメバチを漬け込んだ“蜂酒”も市販されておりネットで簡単に入手できる。が、ただ一つ問題がある。食べてみると美味で病みつきになる人は多いのだが、原形のまま食するのだ。現代人の多くは昆虫を食べることに抵抗感がある。 ここはひとつ、薄毛解消のためと思ってトライしてみる!?

(谷川渓)

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
4
「子供じゃないんだから」佐々木朗希が米マスコミに叩かれ始めた「温室育ち」のツケ
5
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」