●ゲスト:上西小百合(うえにし・さゆり) 1983年、大阪府生まれ。神戸女学院大学卒業。その後、日新火災海上保険などのOLを経て、2012年3月、「維新政治塾」に参加。同年12月、第46回衆議院議員総選挙に、大阪7区(吹田市・摂津市)から、「日本維新の会」公認で出馬。6万2856票を獲得するもトップから約7500票差の次点となり、比例代表で復活当選。14年12月、第47回衆議院議員総選挙に大阪7区から出馬、6万7719票を獲得するも再び次点となり、比例復活で2期目の当選。15年4月、「維新の会」より除名される。同年8月、半生や騒動について語り、撮り下ろし写真も掲載の自叙伝「小百合」発売。今年7月、浦和レッズ対ドルトムントの国際親善試合に「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」などとツイートして、炎上する騒ぎになった。
日本維新の会を除名処分になったあともフォト自叙伝発売、テレビ、SNSでの歯に衣着せぬ発言などで注目される、“浪速のエリカ様”こと上西小百合衆議院議員。天才テリーは、世間を騒がせた浦和レッズ問題、政治家への道のり、果ては恋愛問題まで徹底的に聞き出した!
テリー ちょっと前の話だけど、浦和(レッズ)との騒動の話から聞かせてよ。そもそも、何であんなことをSNSに書き込んじゃったの。
上西 その時は、ここまでの騒ぎになるとは思わなかったんです。
テリー それはどうかと思うよ。「親善試合は遊びなのか」なんて書いたら、絶対どこかから反発が出るに決まってるじゃない。それが予想できなかったとしたら、政治家としての予測能力がなさすぎるよ。
上西 でも、野球だったら何を書いたって、こんな騒動にならないですよね? 例えばスポーツ新聞が試合後に「○○、しっかりしろ!」みたいに選手を批評する記事を書いても苦情なんて来ないですし。
テリー ああ、言われてみれば確かにね。ということは、野球気分で書き込んじゃったんだ。
上西 そうなんです。
テリー とはいえ、「他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」って書いちゃうのはダメだね。スポーツが好きで応援している人って、多かれ少なかれ、チームや選手に自分の人生を託すわけじゃない? 俺だってそうだよ。若い時に目をケガして入院した時、「ここで長嶋(茂雄)が打ったら俺も頑張ってケガと戦う」みたいな感じで、心のよりどころにしてたんだから。
上西 それはわかりますよ。私も阪神ファンですし、サッカーも好きだし。ただ、あの時点では、まさに「この野郎、阪神弱いじゃないか」みたいな試合の感想を書いただけなんですよ。それに対して「殺すぞ」なんてリプライが来たら、その人に対しては言葉も強くなりますよ。
テリー じゃあ、その人だけに言えばいいんだよ。
上西 実際、あの言葉はその人に向けて書いたんですよ。それに対して「(思いを伝えるのに)5行ぐらい説明が足りない」とも言われたんですけれど、実は、わざとそこを省いたというところもあります。
テリー それは何で?
上西 もうその時点で、私の最初の発言がネットニュースになって、広がっちゃってたんです。だから、その反発に対しての対応を、ツイッターの中だけでやり取りしても、何の解決にもならないんです。一度ネットニュースやテレビで取り上げられた以上、ちゃんとそのあともフォローしてもらわないと困るので。
テリー ということは、わざと強い言葉を放つことで、そのあとの展開もニュースで取り上げられることを狙ったんだ?
上西 という部分はあります。その記事を見て、私がまだ変なことを言ってると思ったら、私のアカウントまで直接聞きに来てもらえればいい、と。
テリー なるほどね。今でも、あの発言は間違っていないと思ってるの?
上西 素直に「やりすぎてしまった」とは思っています。だからもうサッカーについては書きません。少なくとも、サッカーファンと野球ファンは違う、ということは理解しました。