さる9月18日、テレビ朝日で放送された大型歌番組「MUSIC STATION ウルトラFES 2017」で、1人の女性歌手の歌声が物議を醸した。SNS上の声を拾ってみよう。
「生歌聞けたもんじゃない」「全然声出ないじゃん…がっかり」「歌めっちゃヘタになってる…なんかあったの?」
「一般視聴者から酷評されているのは、岡本真夜です。1995年、自身が作詞・作曲したデビュー曲『TOMORROW』が約180万枚のビッグセールスを記録。以後20年以上、歌手活動を地道ながら続けています」(芸能ライター)
同曲は阪神大震災と同年に発売されたこともあり、被災者など多くの人々から「勇気をもらった」「元気づけられた」といった声が寄せられたと、彼女本人がインタビューで明かしている。世代を超えてのスタンダードナンバーである。
だが、その生みの親で、いつまでも当時のままの歌声を聴かせてほしい肝心の張本人の声が“おかしい”というのだ。
「ただ、岡本の歌唱力が疑問視されたのは今回だけではありません。先月27日の『24時間テレビ』(日本テレビ)の生放送でも『TOMORROW』を歌っていましたが、ネット上には『岡本真夜 明日は来ないぞ これ…歌ひどい』といった意見も投稿されていたほどです」(前出・芸能ライター)
さらに2年前、2015年の「音楽の日」(TBS系)でも同曲を生熱唱したのだが、声量や音程が乱れたことが視聴者をザワつかせた。だがこの件に関しては本人からブログで「今週、息子の風邪がうつってしまい 昨日まで熱と闘っておりました」と、体調不良が原因だったことをファンに謝罪している。
その時は体調不良で済んだが、それから数えきれないほど歌ってきているはず。本人はもちろん彼女を取り巻くレコード会社関係者は、その崩壊した歌声についてどう思っているのか。
折りしも、来年引退を決意した安室奈美恵の決断に称賛が送られている。一方、人々から酷評され続けても歌い続ける岡本真夜。あなたはどちらがカッコイイと思いますか?
(魚住新司)