浜崎あゆみの歌声が放送事故レベルの酷さだったと話題だ。9月19日放送の「MステウルトラFES2016」(テレビ朝日系)で自らの代表曲を披露したものの、高音部のハイキーがろくに出ない有様。最後は絶叫でゴマかすように歌い、かつて歌姫と呼ばれた美声をまったく披露できない結果に終わってしまった。
その浜崎はいまや37歳。もはや若いとは言えない彼女に関して、加齢による高音部の衰えを悲しむファンは少なくないようだ。だが、声の衰えと加齢は別の問題だと音楽ライターは指摘する。
「一般人のカラオケと一緒に考えてはいけません。歌を仕事とするアーティストの場合、加齢の影響が出るのは50代前後から。オペラ歌手だったら37歳は全盛期と言える年齢で、劣化が始まるには早すぎるのです」
それではほかにどんな原因が考えられるのか。音楽ライターは意外なポイントを口にする。
「浜崎の声が“オジサン化”している可能性があります。というのも彼女はフラフラになるまでジムでトレーニングするなど、肉体を追い込みすぎているからです。若いころならともかく30代後半で無理な運動を続けると、ホルモンバランスが崩れてしまい、女性ホルモンが減少する恐れも。そうなると体のあちこちに異変が生じ、声帯の厚みが増すことで声が野太くなってしまうことがあるのです。これではかつての高音が出せなくなってもしょうがないでしょうね」
年間数十本にもおよぶコンサートで歌い踊るためにトレーニングを欠かさない浜崎。だがその影響でジマンの声が出なくなったのであれば、なんとも皮肉ではないだろうか。
(白根麻子)