9月16日に公開がスタートした映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」。
映画「モテキ」で知られる大根仁が監督を務め、妻夫木聡と水原希子が出演する同作品公開に合わせ、各局バラエティ番組に妻夫木、水原らがゲスト出演し、注目を集めていた。
製作決定時から、映画関係者の間でもヒットが期待されていた同作だが、いざ蓋を開けてみると客入りは芳しくないようだ。
「興行通信社が発表した公開2日間の動員は5万2000人で6位発進。配給会社の人間は『想定していた半分も客が入ってない』と肩を落としていますよ」と語るのは映画関係者だ。
「ネットでは『公開初日にもかかわらずガラガラの劇場の写真』がアップされてバカにされています」といい「宣伝に携わったスタッフの間では、早くも『大コケした理由』を語る反省会が居酒屋で夜な夜な行われているんです」と明かす。
先日、反省会に参加したというこの映画関係者。同作スタッフが挙げた「民生ボーイと狂わせガール」の“敗因”についてこう明かす。
「『思っていたより男性の観客層を取り込むことができなかった』という意見が多かったですね。そのほかにも、『そういう見方があるのか!』と衝撃を受けた敗因分析もありましたね。映画とは直接関係ないのですが『作品のタイトルになっている奥田民生さん本人に昔の面影がまったくなくなった』という分析です。最近の奥田さんの外見は、松鶴家千とせさんみたいな“怪しいオジサン”。たしかに若い世代からすれば『奥田民生になりたい』という気持ち自体が共感できないかもしれません」
宣伝スタッフが漏らした奥田民生へのボヤキ節。奥田からすればとんだトバッチリなのであった。
(白川健一)