10月16日に女芸人NO.1決定戦「THE W」。同番組への出場辞退を発表した山田邦子。
“この世で一番オモシロイ女性”を決める祭典として、9月に開催が発表された同大会は、10月から始まる予選を経て、今年12月に決勝大会が日本テレビ系で生放送される予定だ。
当初、出場が報じられた山田は「やる気925(くにこ)%!ワクワクしています!!」とコメントするなど強い意欲を見せていたが、予選当日に出場辞退を決めたのだ。
10月17日、自身のブログで辞退の理由として「ノーギャラであること」「自分以外の芸人の出場が決まっていないこと」に触れ「がっかりしました」と失望感を表した彼女。優勝賞金1000万円を用意し、大々的に開催される同大会にとって大きな痛手となった山田の不参加の背景にいったい何があったのか。
「当初から『本当に山田さんが出てくれるのか』といった疑問の声が続出していたんですよ」と語るのはお笑い関係者。続けてもらおう。
「山田さんといえば80年代から活躍を続けるお笑い界のレジェンドで『ビッグ3』に次ぐ存在です。そんな方に出ていただくには根本的に無理な性質の大会なんです」
山田に出場辞退を決意させた大会の性質とは?
「この大会も既存のお笑い大会の『M-1』や『キングオブコント』の形を踏襲していて、プロアマ問わず平等に扱うのがコンセプトなんです。だからギャラも出せないですし、出場者についても大会側からは仕事としてオファーできない。そもそもが山田さんのような超大物に出ていただける仕組みになっていないんですよ」(前出・お笑い関係者)
今回の騒動について「いちばん悪いのは、山田さんに軽々しく出場を持ちかけた人間です」と、この関係者は断言する。まさに起きるべくして起きた騒動なのであった。
(白川健一)