フジテレビを長年支えた看板番組の終了が大きな話題となっている。11月3日、複数のスポーツ紙が「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」の終了を報道。いずれも同局を代表するバラエティ番組として君臨していたものの、近年、視聴率不振が続いたことにより歴史に幕を下ろすことになった。
翌4日、「めちゃイケ」の番組内で来春終了の告知が行われたが、それに先立ち、番組にたびたび出演していた芸人のたむらけんじがインスタグラムで番組終了を「フライング告知」。番組スタッフへの感謝の思いを綴ったたむらだが、ネット上では「公式発表の前にお前が言うな」などと、たむらを非難する声が高まっている。番組レギュラーの加藤浩次も、4日放送のラジオ番組で「そういうルール、わかんないんだ」と苦言を呈したたむらのフライング告知だが、行動の背景に何があったのか──。
「結果としてみると、関係者やファンの信頼を裏切る“大失態”ですね」と断じるのはバラエティ番組に携わる放送作家だ。一方で「加藤さんもラジオで指摘していましたが、新聞記事を公式発表と勘違いしてしまった可能性が高い。悪気はなかったと思いますよ」とたむらを擁護する。
さらには「今回の大失態がたむらさんの『めちゃイケ』出演につながるのでは」とも指摘する同氏。たむらはどのような形で出演するのか──。
「フライング告知をレギュラーメンバーに糾弾されるコーナーの企画がさっそく検討されているようですよ。いずれにしても番組内で『めちゃイケ』らしい収拾が図られるのは間違いありません」(前出・放送作家)
22年続いた同番組。“最後の4カ月の”動向を注視したい。
(白川健一)