芸能

たむらけんじ、副業焼肉店を爆儲けさせた「芸人の性を利用」巧妙テクとは?

 お笑いタレントのたむらけんじがオーナーを務める「炭火焼肉たむら」の勢いが止まらない。

 今夏には同店を運営する株式会社田村道場が、越境ECモール「ゼンマーケットプレイス/ZENMARKETPLACE」にて“炭火焼肉たむらの肉が入った”レトルトカレーの海外販売をスタートさせると、音楽イベント「ROCK IN JAPAN FES.2018」で盛り上がる国営ひたち海浜公園にも「焼肉たむら」を出店。当のたむら本人はバラエティ番組への出演などが減少傾向にあるものの、焼肉店は絶好調で徐々にその勢力を伸ばし続けている。

「やはり浪速の商才がみごとに発揮されたのでしょう。そもそもたむらの商人としての才能は今に始まったわけではなく、過去には創業したての『炭火焼肉たむら』をテレビで宣伝する手段として、バラエティ番組の収録に臨む直前の芸人や共演者に『ウチの焼肉屋をマズイとボロクソに言ってもええよ』などとアオり、告知のタネを蒔いていたんです。『ウチの店を宣伝してくれ』と言われれば、周囲の芸人も断っていたでしょうが、『ボロクソに言っても良い』と許可されたことで、たむらの思惑通りに本番では同店の悪口合戦が開戦されました。“アレがマズイ、コレがダメ”などの指摘が飛び交い、結果として視聴者は“たむらが焼肉屋?気になる、食べてみたい”といった具合に、全国放送でのしたたかな宣伝は成功したんです」(テレビ誌ライター)

 通常、飲食店が全国放送レベルの電波に乗せてCMを流す場合、数千万円レベルの広告費が必要になることもあるが、たむらは支出ゼロで番組トーク内に宣伝を落とし込み、CMよりもはるかに効果的といえそうな、“ナチュラルな告知”に成功した格好である。「宣伝してくれ」という懇願ではなく、「ボロクソに言って良いよ」と“許可”するように見せたことで、巧みに他芸人のイジりたがりのサガを利用したのだ。

 最近では仮想通貨の波にいち早く食いつき、億を稼いだとも囁かれており、もはや笑えないレベルでの敏腕投資家となりつつあるが、そんなウハウハ状態の中で本業のお笑いとしての活動は継続されるのだろうか?

(木村慎吾)

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