11月16日、実写映画「銀魂」の続編「銀魂パート2(仮題)」の公開が決定したと発表された。
同映画のDVD&ブルーレイのリリースを記念して行われたトークイベントで、主演の小栗旬と福田雄一監督が明らかにしたもの。すでに脚本は完成しているそうで、来年夏の公開を予定しているという。
「当初、漫画『銀魂』が実写映画化されると発表された時は、安易な実写化ではないかとしてファンからかなり、不安視する声が上がりました。ところが豪華キャストが名を連ね、橋本環奈が鼻をホジる体当たりの演技を見せたことで評価は一変。漫画を実写化した映画の中では、数少ない成功例になりました」(映画誌ライター)
興行的には大成功。公開から30日で30億円を突破し、中国ではオープニング3日間で10億円を超えた。小栗と福田監督が再びタッグを組む続編も十分期待できる。
ところが、一方で、かつて“ライバル”と目された映画のタイトルは噂に上ることもない。ほぼ同時期に公開された映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」だ。
「『銀魂』と『ジョジョ』はどちらも週刊少年ジャンプの連載作品で、同時期に公開されたため、ファンから『どちらがいいできなのか?』と注目を集めました。原作漫画の“格”はジョジョのほうがはるかに上で、期待度も高かった。ですが映画のジョジョは内容が酷評されたんです」(前出・映画誌ライター)
興行成績も惨敗。興行成績ランキング初登場は5位に終わり、翌週には10位以下の圏外に。どんなに控えめに言っても「大爆死」だ。
「ジョジョはタイトルに『第一章』とあることからもわかるように、当初はシリーズ化され続編が作られる予定でした。今回映画化されたのは原作の第4部ですが、続編を作る予定だったので、話の途中までしか描かれていません。大ボスである人気キャラの吉良吉影は登場していないんです。このままでは吉良吉影は実写化されないかもしれません」(前出・映画誌ライター)
熱心なファンが多いことで知られる「ジョジョの奇妙な冒険」。よもや「銀魂」の後塵を拝することになるとは、ファンも思っていなかったことだろう。