週刊少年ジャンプで連載中の人気コミック「銀魂」が小栗旬主演で実写映画化されることが正式に発表された。
実写化には原作ファンからの反対意見が出るのが常だが、決定してしまったのなら、後はいい作品が仕上がるのを待ち望むしかない。そのため、小栗の元には原作ファンからある“根本的なお願い”が寄せられているという。それは「せめて、銀魂を全巻読んでくれ!」というもの。
「人気漫画の実写作品に多く出演してきた小栗は大のマンガ好き。実は以前、小栗の自宅の本棚がテレビで映されたことがあり、集められた多くの漫画の中には『銀魂』の単行本もありました。しかし、『銀魂』はなぜか第1巻しかありませんでした。人気ボクシング漫画『はじめの一歩』が40巻ちょっとまでズラリと並んでいた一方で、『銀魂』のように1巻だけで終わっているものも多かった。このことは原作者の空知英秋氏にも情報で伝わっており、『銀魂を1巻で切っているのを見たときから鈴蘭(小栗が主演を演じた人気漫画原作の映画『クローズZERO』の舞台となった不良高校)に乗り込まなきゃいけないと思っていた』とイジラれており、そこを指摘する原作ファンが非常に多いようです」(エンタメ誌記者)
実際、原作のある実写作品の出演者には、「読むとイメージが固まりすぎて演技に悪影響を及ぼす」と語る俳優もいる。しかし、近年の不評だったコミック原作映画へのクレームの第1位は「イメージと違いすぎる」というもの。小栗が今後、「銀魂」を読破するかは不明だが、現在の日本では映画よりも漫画が圧倒的に影響力が強い。ぜひとも、万全の準備を整えて撮影に挑んでほしいものだ。
(本多ヒロシ)