コミックも映画も大ヒットした人気作だけに、ファンのみならず世間も衝撃を受けている。11月21日、人気漫画「るろうに剣心」の作者・和月(わつき)伸宏(本名・西脇伸宏)容疑者がハラスメント的な内容の児童の動画を所持していたとして警視庁に逮捕された。
西脇容疑者は10代前半の女児の一糸まとわぬ姿が映っている動画を多数所持していた容疑を認め、「小学校高学年から中学2年生くらいまでの女の子が好きだった」と供述しているという。
ところが、今回の逮捕は一人の少年誌漫画家の逮捕では終わらない、とメディア関係者も顔をしかめている。
「『るろうに剣心』といえば、イケメン俳優・佐藤健主演で映画化された3部作がすべて大ヒットを記録したことで少年漫画の域を超えて、女性ファンもとても多いコンテンツ。それだけに原作者の容疑が小中学生の女児を対象にしたハラスメント動画の所持であるということにショックの声が続々と集まっている。『もう大好きだった映画も正視できない』『るろうにファンのうちの子どもに説明できない』『出版社も反省すべき』など、書き出したらきりがないほどのコメント数です」(エンタメ誌記者)
また、男性を中心に数多く書き込まれたのが「また少年ジャンプかよ!」というひと言。
「02年に『世紀末リーダー伝たけし!』で人気を博していた漫画家・島袋光年が16歳少女に8万円を渡し法律違反行為をした容疑で逮捕され、連載が打ち切りになったことは有名です。小中学生にも読者の多い少年誌の専属漫画家が、未成年女子へのハラスメント容疑で何人も逮捕されては世間の多くの保護者たちもショックでしょう」(女性誌ライター)
現在も、女児を撮影した法律違反的な内容の動画DVDは闇で高額で取り引きされているという。西脇容疑者の所持品の詳細まではまだ不明だが、「るろうに剣心」の巨額印税で“大人買い”していたとしたら、ファンはやりきれない気持ちだろう。
(小机かをる)