11月27日、JR西日本が「冬期のホーム転落防止キャンペーン」に女優で「創作あーちすと」の、のんを起用すると発表した。これはお酒を飲みすぎてホームに転落する客が年末にかけて急増するため、それを防ぐ目的で行われるもの。同社のホームページで啓発動画を公開するほか、のんが登場する注意喚起のポスターを駅に掲出するという。
「転落防止にはホームドアが有効ですが、駅ホームにドアを設置するためのスペースがなかったり、お金がかかるなどの理由ですべての駅にあるわけではない。このキャンペーンは、何とかできることをやろうという苦肉の策ということでしょう」(鉄道ジャーナリスト)
ポスターから注意を呼びかけるのんが、利用客の目に留まり、少しでも事故が防げられればいいが、彼女の起用に対して、思わぬこんな反響が出ている。
「前事務所との契約トラブル以降、芸能界を干されて地方タレントやアーティストとして細々と活動を続けている“転落芸能人”の彼女に、『転落防止』のキャンペーンをお願いするなんてシャレが効きすぎているというんですね。『転落を経験したのんだけに説得力がある』と、『落ちた彼女が登場しても逆効果だろ』と賛否は真っ二つに分かれています」(芸能ライター)
何とも不可解な起用だが、その真意は“飲ん”でもいいが、のんのように転落だけはしないように、ということなのかもしれない。