いまや48グループの枠を飛び出し、アイドル界全体をリードする立場にあるHKT48の指原莉乃。フジテレビが主催するアイドル夏フェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)の“チェアマン”も務める彼女が、無名アイドルグループの夢の実現を手助けしたという。
その指原は12月7日、元旦に放送されるアイドル番組「この指と~まれ!2018元旦スペシャル」(フジテレビ系)の収録に参加。7組のアイドルグループをゲストに迎え、軽妙なトークで各グループの魅力を引き出した。そこである新進グループに大きな興味を示したという。
「この番組の収録に参加した『Parfait』(パルフェ)は今年、TIF2017に予選を勝ち上がって初参戦したものの、世間的にはまだまだ無名の存在。地上波出演も初めてというParfaitを相手に最初は探り探りだった指原ですが、リーダーの西山野園美が繰り出す少しテンポのズレたトークがツボにハマったことで、徐々に慣れた調子で雑にイジるように。さらに25歳の指原に対して西山が24歳と同世代なことを知り、一気に打ち解けたのです。収録後には歌のうまさもホメるなど、初顔のグループを目いっぱい持ち上げてみせました」(アイドル誌ライター)
指原が「今日はParfaitさんが気になりました」と語った様子は、スポーツ紙やアイドル情報サイトで報じられ、ヤフトピにもParfaitが取り上げられたほど。そのおかげで彼女たちの認知度が一気に急上昇し、思わぬ幸運をもたらしたというのだ。
「Parfaitは自分たちが主役のガンアクション映画を制作すべく、その資金をクラウドファンディングで募集。10月11日にスタートするも番組収録の7日時点では約120万円しか集まっておらず、11日の締切までに目標の200万円を達成するのは絶望的な状況でした。ところが指原のイジりにより世間に“見つかった”ことで、そこからわずか2日で100万円ほどの支援を獲得。みごとに目標を達成できたのです。まさに指原のインフルエンサーぶりを見せつける結果となりました」(前出・アイドル誌ライター)
その指原は現在、自らがプロデュースする「=LOVE」(イコールラブ)に注力しており、今回の番組収録でも可愛がる様子を見せていた。そんな愛弟子に加えていわば“外様”のグループにまで幸運をもたらすとは、まさにTIFのチェアマンにふさわしい存在だったようだ。
(金田麻有)