この17年もアイドルブームは留まるところを知らないようだ。1月16日には瀬戸内7県をカバーする新グループ「STU48」のメンバー募集がスタート。いまや夏の風物詩となったアイドルフェスの「TIF」や「@JAM EXPO」も今夏の開催が発表されており、全国で3000組と言われるアイドルたちがしのぎを削り続けている。そのなかで今年のアイドル界を席巻しそうな次世代エース候補たちに、ファンの熱い注目が集まっているという。アイドル誌のライターが興奮した様子で語る。
「まず注目したいのは地名対決。東の筆頭は、原宿を活動の拠点とする5人組の『神宿』(かみやど)です。昨年末には2000人規模のワンマンライブを成功させ、3月からは札幌から福岡までを回る全国ツアーも予定。ミスiDの実績を持つセンターの一ノ瀬みかや、女優でも通用する美貌の羽島姉妹など、その美少女ぶりにも注目です。対する西からは、その名もずばり『大阪☆春夏秋冬』に注目。ダンススクール出身のメンバーたちが激しく踊りまくるステージと、アイドルでは珍しいワントップボーカルのMAINAが響かせるハイトーンボイスは、まさに“カタヤブリ”の異次元レベル。バンド好きでも納得のサウンドで、新たなファンを獲得中です」
そんな正統派が活躍する一方で、アイドルに不可欠な“コンセプト”で勝負するグループにも見逃せない勢力がいるようだ。このアイドル誌のライターが続ける。
「イラスト投稿サイトのピクシブを母体に二次元と三次元を融合した『虹のコンキスタドール』は、4月にメジャーデビューが決定。声優やイラストレーターを志望するメンバーが若い汗を流すステージには、女の子の夢が体現されています。一方で幼さと難解な楽曲というアンビバレンツな組み合わせが目を惹くのが『sora tob sakana』。通称“オサカナ”ちゃんたちは中学生メンバーが主体の若いグループながら、若さゆえのひたむきさでポストロックやエレクトロニカに取り組み、まさに新世代を切り開いてくれています」
そんな4組のほかにもまだまだブレイク候補が控えるアイドル業界。2月3日に発売された「アサ芸シークレットVol.44」には、そんなアイドルたち30組を紹介する「2017ブレイクアイドル大予測」を掲載。この中から次世代の国民的ヒロインが誕生するかもしれない。