アイドルブームは今年ますます熱くなる! 二大アイドルフェスの「TIF」と「@JAM EXPO」はいずれも開催期間を拡大。それぞれ100組を超える出場枠を目指し、あまたのアイドルグループがしのぎを削っているのだ。2月3日に発売された「アサ芸シークレット Vol.38」には今年中のブレイクが期待されるアイドルを多数掲載。その中からアイドル誌のライターに、要注目のグループをピックアップしてもらった。
「大ブレイク候補の筆頭は“妄想キャリブレーション”ですね。でんぱ組.incの妹分で、独自の世界観にハマるファンが急増。4月には最年少メンバーも20歳を迎え、大人っぽい雰囲気にも注目です。その妄キャリに対し、あふれる若さで攻めるのが“原宿駅前パーティーズ”。12歳のメンバーも多数在籍する“ふわふわ”など複数のグループで構成されており、そのステージはまさにアイドルの王道。原宿にある専用劇場の入場券は早くもプラチナチケット化しています」
この2グループはいずれも実績豊富な事務所が運営。こちらのタイプでは他にも、ももクロの末妹的存在な“ばってん少女隊”や、ソニー系列の名曲をカバーする“アイドルネッサンス”などが名を上げている。一方でますます熱気高まるライブアイドルシーンにも注目グループは少なくない。アイドル誌のライターが続ける。
「昨年のTIFで注目された“大阪☆春夏秋冬”は今年、メジャー級にのし上がりそうです。ソロ歌手ばりの歌唱力を持つMAINAのボーカルを軸に、全7人のメンバーがダンススクール仕込みのスキルで縦横無尽にステージを駆け巡るライブは、まさに異次元クラス。一方で、ソロアイドル3人がトリオを組んだ“エムトピ”は、ライブアイドルの底力を結集したドリームチーム。楽曲もステージ演出も自分たちで手掛ける自給自足で、遊園地のような楽しいライブを提供しています」
こちらでは他にも、くノ一風の衣装とハードな楽曲で観る者を釘付けにするデュオの“絶叫する60度”や、セルフプロデュースに長けた女子高生二人が寸劇を交えたライブを展開する“生ハムと焼うどん”など、まさになんでもありのグループが目白押し。王道・正当派からアバンギャルド・邪道まで、あらゆるジャンルを網羅する多様性に満ちている。メジャーから地下まで、どこを切っても現在のアイドルシーンは見どころだらけのようだ。
(金田麻有)