8月5日~7日にお台場で行われた日本最大規模のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)で、ある集団が大活躍したようだ。
TIFでは整理券を求める来場者たちが列を作るも、割り込みする人やライブをよりステージで近い場所で観たいがためにバリケードを強制突破する人など、違反行為が随所で見られ、マナーの悪いアイドルファンによる悪事の横行が問題視されていた。
そういった悪質ファンを野放しにはさせないために、このイベントで警備を任されていたのが警備会社「BONDS」だ。
「同社は警備会社なのですが、その警備員の多くが格闘技経験者で構成されているかなりな武闘派な集団です。普段はクラブイベントなどのセキュリティを任されていますが、過去にもアイドルイベントに派遣されている実績があり、あるイベントで厄介ファンを乱暴に制圧している様子が動画や写真でネット上に拡散されていたため、一躍アイドルファンの中でも有名な集団となりました」(エンタメ誌記者)
今回のTIFでも、BONDSの姿を見つけたアイドルファンたちから「やべえ~BONDSがいる」「何も悪い事してないけど、ビビるわ」「BONDS降臨! 厄介オタざまぁ」などのツイートが飛び交うほど、その存在感は圧倒的だったようだ。
「BONDS効果は絶大。彼らが目を光らせていることもあって、マナー違反を未然に防ぐことができていた。入場時に必要なリストバンドの偽物を持ち、不正入場する人もいたようですが、そういった輩も厳しく取り締まっていましたね。結果、一時はアイドルではなく、『BONDS』がツイッターのトレンド入りするほど、来場者の注目の的となっていた」(前出・エンタメ誌記者)
暴力の行使は賛成しかねるが、彼らがにらむことで悪質なファンがおとなしくなるならば、この方法が現時点ではベストかもしれない。
(本多ヒロシ)