立憲民主党の代表を務める枝野幸男衆院議員といえば、政界きってのアイドル通としても知られている。結党直前の10月1日には「ひとりカラオケに行きたいよ、(欅坂46の)『不協和音』を歌うんだ」と漏らし、それについて記者から好きな歌詞を問われた際には「一度妥協したら死んだも同然♪」と即答。きっちり歌詞を暗記している“ドルヲタ”ぶりを明かしていたほどだ。
その枝野氏が有権者からのツイートに対してアイドルうんちくを披露し、フォロワーをうならせたというのである。週刊誌の記者が説明する。
「立憲民主党の東京都連では12月14日、民進党からの離党者など地方議員47人の入党を了承。この日は忠臣蔵の吉良邸討ち入りの日に当たり、多くの人は『四十七士』にあやかった数字だと思っていたようです。その中である有権者が『(枝野氏は)1人少なかったら欅坂って思ったに違いない』とツイート。すると枝野代表は自分宛てのリプではないにもかかわらず、『盛り上がっていただき、恐縮ですが、AKBグループの48も、坂道の46も、人数ではないんです』、すなわち、そのグループを構成する人数とは関係ないと返信したんです」
このツイートに対しては「知らなかった!」「勉強になりました」といった感想が続出。一部には「こんな時にAKBとか関係ないでしょ」といった批判もあったものの、枝野氏のアイドル通ぶりに有権者がうなる結果となった。
ちなみにAKB48の由来は、創設にかかわった人物がもともと48という数字に強いこだわりを持っていたから。そして欅坂46や乃木坂46のグループ名にある「46」という数字は、公式ライバルとして「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み」(秋元康氏)が由来となっている。枝野氏は、自民党よりも議員が少なくても負けないという意気込みを、今回のツイートに込めていたのかもしれない。
(金田麻有)